占星術では、自分のバースチャートに印された月の配置から、心の癖を知ることができます。
この『癖』が、無意識のうちに自分の思考や行動、好みや感情、人間関係に影響を与えているならば、言語化しない手はありません。
自分の月星座について知る
以前、太陽が示す人生のテーマ(目的)について書きましたが、それを目指すには、心(月)を安定させる必要があります。
ですから、自分の月星座について知り、心の癖を理解しておくことがオススメなのです。
インターネットや書籍を利用し、自分の月星座に関連する事象や、月と角度を作っている天体についても探求してみましょう。
〇〇座っぽい心模様
私の月星座は射手座で、男性的な積極性を持ち、楽観的で大雑把な面があります。
月の満ち欠けからイメージできるように、落ち着きのなさは否定できません。
様々な経験によって学ぶことに関心があるため、ひとつのことを継続する力は弱いのですが、なぜかやる気だけは刺激されてしまうのです。
それに、同じ射手座には海王星も配置されているため、映像(ストーリー)からインスピレーションを得たり、スピリチュアルなものを受け入れる土台も出来上がっています。
(余談ですが、私は幼い頃、キン肉マンやキャプテン翼、ドラゴンボールなどのアニメで、精神的成長と友情を学んだと思っています 笑)
『ここにはない何か』に思いを馳せ、理想を追いかけるあり方を無意識に発動しているのですから、やたら言葉に熱がこもっていたり、突っ走って周囲をちゃんと見ていなかったり、夢見がちに見えるかもしれません。
自分はそれで良くても、関わる人によっては『理想主義者で、口ばかり!』と、私を受け入れられない場合もあるでしょう。
そうした人間関係の摩擦が、自分の無意識な部分が影響しているかもと理解できていれば、激しく傷ついたりすることは少なくなるのです(同じく、相手にもそういった無意識な側面があるのですから)。
このように、自分の『○○座っぽい心模様』を観察してみると、面白い発見や気付きがたくさんあるでしょう。
月星座と太陽星座のバランス
上記の人間関係の摩擦や葛藤のようなものが、同じく自分自身の中で生まれることもあります。
10個ある天体のうち、輝きの強い月と太陽は重要です。ですから、このふたつの天体のバランスを、チェックする必要があるのです。
私の場合は太陽星座が牡牛座で、女性的な受け身なあり方や、現実的な価値観をテーマに生きようとしているため、変化を好みません。
私の中の男性的な月(無意識の心)と、相反する女性的な太陽(生きる目的/人生のテーマ)。
月と太陽が『努力と訓練で新たなものを生み出す角度』でつながっているため、両者がわかり合うには時間がかかるでしょう。
映画に例えるならば、『おだやかで甘い恋愛&ファンタジーストーリー』と言うよりも『冒険の中で展開される刺激的な恋愛&お宝発掘ストーリー』のような世界観です。
誰もが持つ男性性と女性性の使い方をマスター(統合)すれば、自分なりの必殺技が繰り出せるかもしれません。
内面を言語化して可視化する
頭の中で言語化するだけではなく、ぜひ紙に書き出して可視化してみましょう。
過去の経験を振り返りながら行うと、より自分の感覚にしっくりくる言語化が可能になります。
あなたの心の癖は、どのようなものですか?
それが与えていたであろう影響とは、どんなエピソードに隠れているのでしょうか。
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