占星術では、自分のバースチャートから『第一印象』について知ることができます。注目するポイントは、
『自分が生まれた瞬間の、東の地平線の星座と度数』/アセンダント(ASC)です。
アセンダントが示すもの
- 生まれながらの容姿・体質
- 醸し出している雰囲気
- 初動パターン など
これらはアセンダントが示す第一印象と言われるものであり、先天的な資質です。
アセンダントに近い天体(上昇星)やアセンダントの星座のチャートルーラーは、自身のホロスコープに強い影響を与えています。
一般的には、自分が生まれた瞬間の太陽が位置する星座(太陽星座)で自分の星座を認識しているため、アセンダントの感覚を自覚している場合は、違和感を感じてしまうこともあるでしょう。
1ハウスも合わせて探求する
1ハウスの天体についても探求しましょう。
たとえば、火星があれば『情熱的』だったり『怒りっぽい』、金星があれば『可愛らしさ』や『センスの良さ』として表れるでしょう。
例: 私のアセンダント
- アセンダント:水瓶座
- アセンダントに近い天体:なし
- チャートルーラー:天王星(土星)
- チャートルーラーが位置するハウス:9ハウス(7ハウス)
- 1ハウスには天体なし
私のアセンダントでざっくりと説明すれば ”水瓶座の特徴を標準装備して地球に降り立った” と言えます。アセンダントに近い天体があれば、その天体の特徴が、オプションでついてくる感じです。
ちなみに、水瓶座は以下の性質があります。
- 中性的
- 個性的
- 自由
- フレンドリー
- 常識にとらわれない(変わっている) など
チャートルーラー天王星は、蠍座9ハウス。土星(伝統的な占星術では)は獅子座7ハウスに位置しています。
つまり、天王星の『独創性、変化、改革、自由』などの性質を強く持ち、9ハウスの『哲学、専門知識、海外、出版、広報』と、蠍座的な『深層心理、神秘性、秘密、研究』などの要素が絡んできます。
このブログのテーマも『自己探求による自分らしい人生創造』ですし、こうして占星術を用いていることからも腑に落ちます。
獅子座土星(7ハウス)からは、人間関係への苦手意識、パートナーとは時間をかけて慎重に関わること(5年交際して年の差結婚)が思い当たります。
しかも、天王星はノーアスペクト。
標準装備している変革の意識が強調されるので、たぶん天王星オーラが強すぎて、
『なにこの人!?ついて行けない!!』
という感じだったのでしょう(笑)。孤立を感じていた理由がここにあったとは(それ以外にも原因はありますが)”灯台下暗し” です。
変化や改革を求める環境、ひとりでできる活動なら、私のようなタイプは生きやすいのだと思います。
私は太陽星座が牡牛座ですが、感覚的に水瓶座色が強いことは、なんとなく自覚していました。
それでも一般的な星座占いにあてはめて、牡牛座のようにふるまわなければ、人生は上手くいかないのかなと思っていました(笑)。
『ワタシって、こういう側面もあるよね。』
と冷静に受け入れることができれば、案外過去のネガティブな出来事の意味が理解できたり、周囲に振り回されることも無くなる気がします。
もし自己理解を深めたいならば、自分の感覚との紐付け作業は、根気よく行う必要があるかもしれません。
![](https://tamashiinohana.com/wp-content/uploads/2024/06/Relationships-320x198.png)
自分のアセンダントを探求しよう
アセンダントについて読み解いていくと、自分が初めて訪れる場所や初めて会う人、物事に対しての初動パターン(アセンダントの星座っぽく振舞っていること)を知ることができます。
それが、自分が社会にどうアプローチしていくかのヒントにもなりますから、サビアンシンボルと合わせて調べてみても面白いでしょう。
どんな第一印象を与えているのか、ぜひ探求してみてくださいね。
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