“ソーラーリターン(太陽回帰)”
占星術に興味がある人なら、よく聞く言葉だと思います。
ソーラーリターンとは、1年に一度、自分が生まれた日の太陽の位置(度数)に、イマ空の太陽がぴったりと重なることです(要するに誕生日)。
ソーラーリターン図(太陽回帰図)では、その年の誕生日から次の誕生日までの1年間のテーマを読み解くことができます。
ソーラーリターン図を作成するとわかるのですが、自分の生まれた日時にぴったり太陽回帰が起きるわけではなく、多少の誤差は生じるようです。
牡牛座生まれの私は、この4月にソーラーリターンを迎えたのですが、何しろ大雑把な性格なもので、昨年までのテーマを全く読み解いていませんでした(笑)。
ふと思い立ち、今回は私の2023年を振り返ってみようと思います。
2023年を振り返る
2023年は、振る舞いや行動パターンを示すアセンダントが山羊座でした。
確かに、仕事に関する活動や家庭での役割に、慎重かつ堅実に取り組んできました。
牡牛座の太陽は4ハウスに位置していたことから、
- 家庭
- 基盤
- 安らぎの場
- 大切なもの
が、この1年間のテーマとなっています。
誕生日の翌月には木星が牡牛座に入り、4ハウスには水星も位置していましたから、テーマの意味合いがかなり強まりました。
仕事について解釈する場合
となり、今後の活動においての基盤作りを、自分が安らぐ場(自宅)で行っていたことがあてはまります。
活動拠点が自宅(ほぼ引きこもり状態 笑)だったため、1ハウスにある冥王星は、他者の目に映る自分をリセットする意味合いがあったようです。
家庭について解釈する場合
となりますが、チャートを見ての通り、天体が空っぽの10ハウスが示す社会での立ち位置よりも、4ハウスの示す家庭を優先していたことは明らかです。
子供を持っても社会に出ることが当然だと思っていた私にとって、家庭中心の生活には葛藤することもありました(子供を0歳から預ける必要はあったのか、いや、子供の自立には良かった。…など)。
そういう面でも『大切なものは何か』を、常に意識していたと思います。
共通する解釈
チャートルーラーの土星が位置する2ハウスと1ハウスに位置する冥王星から、『自己像のリセット=自己価値(生まれ持った資質)の精査』の流れが起きていたのかもしれません。
2ハウスの土星は、自己価値についの課題やイメージの現実化(魚座土星)を、3ハウスの海王星は、あれこれ興味を持つがゆえの迷いや、アートや占星術に関する学びと発信について示していると解釈できます。
月と火星の配置からは、人(家族)との積極的で情緒的な関わりを大切にしていたことがわかります。
特に月は、ホームでもある蟹座に位置していたため、身内びいきやお節介があったかもしれません(笑)。
5ハウスの天王星は、オリジナルグッズの制作、もしくはインターネットを使った活動(ブログやインスタでの情報発信)が自己表現になっていたことを示しているのでしょう。
10ハウスのカスプルーラーは金星で、6ハウスにあります。『喜ばれること』または『自分の好きなこと』をすることが、2023年の到達点となります(確かに!!)。
2023年の総まとめ
こうして振り返ってみると、『自分にとって何が大切か』に向き合いながら模索しつつも、心地よい1年でした。
シンプルにメジャーアスペクト(オーブはタイトに2度)で読み解いているため、ハードなアスペクトの影響は薄かった印象です。
とはいえ、冥王星からの多少のプレッシャー(太陽と木星とのオーブ5度のアスペクト)はありましたし、内省の機会と深い気付きを与えられたと感じています。
2023年の締めくくりとして、しっかりとした結果(大切なものに改めて気付いたことと、子供の志望校合格)を受け取れたので、比較的円満な1年だったと感じています。
さて、今年のソーラーリターン図はどうなっているのでしょうか。
また次回、読み解こうと思います。
コメント