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【エッセイ】 誰かの価値観や思い込みで生きていないか?

私たちは、日々、大小様々な選択を繰り返しながら生きています。

その選択の基準となる価値観は、これまでの経験や、周囲の人から得た情報によって形作られたものであり、決して『自分だけのもの』ではありません。

自分の選択の根底にあるもの

「自分で選んだはずなのに、なぜこんなに苦しいのだろう?」「同じような悩みを繰り返してしまう」と感じているなら、その選択に至った理由を一度じっくりと振り返ってみましょう。

  • 誰かに対する反発心から、あえて違う道を選ぶ。
  • 一度の失敗から、似たようなものを避ける。
  • 周りの人の様子を見て、自分も同じようにすべきだと考える。

一見、自分にとって最善の選択のように思えても、実は無意識のうちに自分を縛り付けているかもしれません。

私の体験談

たとえば、私は以前、母親とは全く違う生き方をしようと決めていました。

でも、それは母親への反発心から生まれたもので、本当の自分にとって何が大切なのかを見失っていたのかもしれません。

母親の生き方を、私の価値観で勝手に判断し、決めつけていたのです。

それに気付いたのは、自分の心と向き合う時間を持つようにしたことがきっかけでした。

追い詰められていた心が解放され、新しい選択肢が見えてきたことで、自由をひとつ手に入れました。

こうした経験からの学びも、私には必要だったのだと思います。

選択の自由と責任

社会的な価値観は、ドラマや映画、CM、ニュースなどを通じて、私たちの選択に影響を与えています。

多数派の価値観が基準にされやすい側面はありますが、異なる価値観を持つ人々との関わり合いの中で、自身の価値観をどのように変化させるかを考える必要があるでしょう。

多様な価値観にふれながら、自分は何を基準に選択するのか。それは、私たちの心が知っています。

私たちには選択の自由があります。

選択の基準に縛られるのか、自分の心に従って選択するのかの違いはあっても、完璧な選択など存在しません。

もしかしたら選択を誤ることもあるかもしれませんが、たとえ惑わされていたのだとしても、その選択に責任を持つことは大切です。

あなたの本音を探り出す

これらの質問を、自分に投げかけてみましょう。

あなたの選択の背景には、何がありますか?本音では、どうしたいのでしょうか。

  • あなたは、過去にどのような選択で悩んだことがありますか?
  • その選択の背景には、どのような価値観があったと思いますか?
  • もし、もう一度その選択をする機会があれば、どのようにしたいですか?

頑なにならなくてもいい

確かに、ある程度の基準を持つことは大切ですが、その基準が自分を縛り付けてしまうこともあります。

もし、何か苦しいと感じているなら、一度立ち止まって考えてみてください。

価値観の転換は、自分の心と向き合うことで起こります。

そして、どうしても手放せないものがあるとしたら、少しだけ心をゆるめてみませんか?

 

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