人生に繰り返し現れる課題。
私の場合は、常に「人間関係」という難題が、様々な形で目の前に現れてきました。
しかし、ふとした瞬間に、こうした課題こそが、壮大な「人生の長期計画の一部」なのではないかと考えるようになったのです。
すると、不思議なことに、これまで重くのしかかっていた気持ちが少しずつ前向きになりました。
今回は、そんな私の「人生の課題」を映し出す土星について探求してみようと思います。
人間関係の課題
私のバースチャートにおいて、「対人関係・結婚・契約」などを司る7ハウスには、「意志・自己表現・リーダーシップ」を象徴する獅子座が広がっています。
そしてその領域に、試練と成長、最終的な成果を示す土星が、静かに鎮座しているのです。
「自分を上手く表現できない」「自分をさらけ出すことに抵抗がある」「なぜかリーダー役を押し付けられやすい」これらは、私が長年、肌で感じてきた現実です。
幼い頃から、周囲の大人たちからは「しっかり者」として頼られ、何らかの役割を与えられることが多かったのですが、目立てば目立つほど、真面目に取り組めば取り組むほど、同世代の子供たちからいじめを受けるという苦い経験をしました。
あるいは、私の持つ価値観が周囲のそれとは少し異なっていたことも、受け入れられない一因だったのかもしれません。
だからこそ当時の私は、皆と同じことをすれば上手くいくのではないかと考え、周囲に合わせるための努力をしました。
しかし、それが純粋な自己表現を押し殺し、内面のバランスを崩す結果を招いてしまったのです。
大人になってからは、自己防衛本能が過剰に働き、自分から関係性を傷つけてしまうこともありました。
人生のテーマと課題へのアプローチ
私の人生の根底にあるテーマは、太陽牡牛座が示す「安心や豊かさ」です。
それを基準に、どのような人間関係が必要なのかを、私は自らの経験を通して深く理解しようとしていたのでしょう。
無理に周囲に同調する必要もなければ、多くの人と関係を持つ必要もなかったのです。
むしろ、不要な関係性に順応しようとすること自体が、根本的な間違いだったのかもしれません。
土星は、私たちに長期的な視点を持って課題と向き合うことを求めますが、その試練を乗り越えた後には、必ず成長を与えてくれます。
私が長年の葛藤の末に得た成果は、ありのままの自己表現を肯定し、そんな私を受け入れてくれるかけがえのない人々との関係性です。
しかし、その関係性にさえ、私は執着することはありません。なぜなら、人生という壮大な物語の中で、あらゆる関係性は常に変化し続けるものだからです。
それもまた、魂の長期計画の一部なのでしょう。
変化・改革・自由を象徴するアセンダント水瓶座のエネルギーこそが、それを後押しする原動力なのかもしれません。
※ここに書いたのは、星のささやきから感じ取った物語です。星が私たちに直接影響を与えるという価値観ではないので、言語化したものから、自分の内面と向き合うことが大切だと考えています。


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