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苦しい時ほど気付く必要があること

私たちは、日々の小さなものから人生にまつわる大きなものまで、あらゆる選択を幾度となく繰り返しながら生きています。

選択するには自分の価値観を基準に比較しますが、それ自体、これまでの人生における環境や経験、人間関係や集めた情報によって作られるはずですから、決して『自分純度100%』ではありません。

もし『自分で選択したはずなのに、なぜか苦しい』『同じ悩みを繰り返している』と感じている時は、その選択をするに至った理由を思い出す必要があるのかもしれません。

  • 誰かに対する反発心から、あえてその人とは違う生き方を選択する。
  • たった一度のネガティブな経験から、関連づくものを排除した上で選択をする。
  • 身近な誰かの様子を見て、判断基準にする。

一見、これらは自分にとって最善であるかのように思えますが、実は自分を縛り付けていることもあるのです。

例えば私の場合、母親とは違う生き方を選択し続けたことで、かえって自分を追い込んでいました。

子供ながらに母親を不自由に思えたことが判断基準になっていたのですが、母親はそれを不自由だとも感じていませんでした。

私というフィルターを通して見た母親に、私の性格ならではの解釈で、ラベリングをしていたのだと思います。

そのラベリングを外したことで、私は母親のような生き方を、新たに選択肢に含むことができました。

確かに、ある程度の基準を絞り込む必要はありますが、絞り込んだゆえに選択肢を失い、身動きが取れなくなることもあります。

苦しい思いをしている時、私たちは立ち止まる必要があります。

そして、何らかの強いこだわりを握りしめ、それを手放せないまま苦しい思いをしているならば、そのしばりをゆるめてもいいのです。

 

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