悩みや不安を感じた時、多くの人が占いやスピリチュアルな世界に目を向けるのではないだろうか。
そして、その道を行く著名人、インフルエンサーの発信にすがりたくなる気持ちは、私にも痛いほどわかる。
悩める私たちにとって、それらは痛みをやわらげてくれる常備薬のようなものであり、新たなビジョンを与えてくれる存在だ。
だからこそ、私もこうして、ブログに占星術を取り上げたりしているが、正直、占いはハシゴしない方がいい(笑)。「経験者は語る」である。
時代が生み出した最強の占いコンテンツ！？占い師は必要か？
今の時代、スマホでチャチャっと占えるし、無料の部分だけ読み漁ることだってできてしまう。
試しに※AIに質問すれば、自分が読み解くためにかけた膨大な時間を帳消しにして、ものの数秒で診断結果を出してくれるのだ(笑)。最強の占いコンテンツの誕生である。
「もう占い師は必要ない」と思うかもしれない。しかし、セルフレジがあっても有人レジに並ぶように、私はまだまだ仕上げの部分(リーディング)だけは、生身の人間であってほしいと思うのである。
…と言っても、私はアドバイスをもらうよりも、受け止めてくれるだけで十分なのだが。
人間が持つ共感能力や直感、そして長年の経験に基づいた洞察は、AIにはまだ代替が難しい部分だろう。
人によって占い師に求めるものは違うが、その場に「心の共振」が生まれることが、消費者にとっての安心感につながるのだと私は感じている。
AI診断のメリットは利己的に働かないことであり、生身の占い師であるメリットは、こちらの感情の動きを読み取りながら、臨機応変に対応してくれることなのかもしれない。
どちらにせよ、最後の決断と行動に関しては、自分自身にかかっていることを忘れてはならないだろう。
※個人情報の取り扱いには十分気を付けて下さい。試される場合は自己責任でお願いします。質問等はお受けしません。
私はなぜ占いを求めてしまうのか
そもそも、私はなぜ占いを求めていたのか。始まりはきっと、幼き頃のアニメや絵本の影響である。
普通の女の子が、突然美しい女性に変身したり、魔法を使ったりと、不思議な世界観がいつでも手の届くところにあったからだ。その延長線上に「星占い」があり、私はそれに興味を持った。
「何かが起きる予感」「自己実現のヒント」「好奇心」
私は、非現実的なものに、今でもこれらを求め続けている。そして、本当に現実化することを夢見ているのかもしれない。だからこそ、偶然の一致を感じた時は、「おおっ！」とときめいてしまうし、「頑張ろう！」と思えるのである。
女性だからスピリチュアルや占いに興味があるのかと言えば、きっとそれは違う。現に私の娘は、全く占いに興味はない。悩み相談を、占いに頼るまででもないようだ。私を反面教師にしているかどうかは、謎である(笑)。
友人や家族に悩みを打ち明けられるなら、その方がいい。何故ってそれは、安心できる場がちゃんとあるってことだから。
スピリチュアルな価値観に傾きすぎてしまう人は、もしかしたら、現実的な場に「心のよりどころ」がないのかもしれない。そう考えるくらいの視点は、持っていたいと思う。
やめられないとまらない：スピリチュアル動画と私
ちなみに、私は占星術を学びはじめたことをきっかけに、引き寄せの法則やカードリーディングにどハマりした。
例えば、カードリーディングの動画。
複数の選択肢から自分が一番惹かれるものを選び、その結果を受け入れる。この「自分で選ばせる」という行為が憎いと感じるのは私だけだろうか。「自分で運命を選択した感」が、とにかくハンパない(笑)。
最初はビビビッと運命を感じたが、次第に、自分が望む答えだけを探し求めるようになっていた。「やめられないとまらない」とは、このことである。
「自分が求める結果」であるほど、その動画の評価は高くなる。自然と「自分に合うタロットリーダー」が絞れてきて、ますますのめり込むようになる。
たぶん、それ以上行き過ぎると「押し活」のようになるのだろう。無料で楽しませていただく分には、再生回数を1カウント増やすことなんて、お安い御用なのである。が、このお手軽さは、ハッキリ言って罪である。「チャンネルはしご民」は、きっと私だけではないだろう。
しかも、忘れてはならない点は、これらが「万人に向けられたもの」であることだ。当然のことながら、自分だけに向けられたものではない。占星術の動画よりもタロットリーディング動画が多い理由は、その強みが最大限に活かされるからである。
誰に何と言われても
まるで好きなテレビ番組を選ぶように、都合の良いものばかりを選んでしまう自分に、全く気付かないわけじゃない。さすがに自分を客観視することはできる。できるからこそ、「自分は大丈夫だ」と思い込んでしまう(笑)。
もしこの占いブームが１０代の頃にあったら、私は確実に現実創造が停止していただろう。冒頭の「占いはハシゴしない方がいい」というのは、こういう背景があるからである。
これは、スピリチュアルにありがちなパターンだ。非現実的なものに頼りすぎると、現実を見つめる力が弱まってしまう。その先に待っているのは、「いつまでも現実化が進まない」と嘆く自分の姿なのかもしれない。
周囲にはそれが見えるのだろう。「スピっぽい」と否定的に揶揄されることもある。
しかし、こっちはいたって真剣だ。おまけに、「神社仏閣に参拝したり、お守りを持つのと何が違う？？」と、強気の姿勢である(笑)。
占う前から心は決まっている
なんだかんだ言って、占う前から答えは自分の中に存在しているものだ。その証拠に、占いの結果に「ウキっ」としたり「ガーン」となってしまうはずだ。
一喜一憂の感覚の奥にこそ、答えはある！
本音は明らかになっているのに、私たちは決定打を求めて彷徨っているにすぎない。お笑い芸人が、熱湯風呂にど突かれるくらいの強力な一押しを。
ただ、私たちはそのことに気付いていないフリをして、留まっているだけなのかもしれない。なぜならば、望まない結果を恐れてしまうから。動いたら最後、結果を受け取る前には戻れないから…。
しかし、私は学んだ。変化を恐れたり、結果をコントロールしたいという執着は、結局何も生み出さない。やってみないことには、何もわからないのだ。
大切なのは、スピリチュアルなものをどのように捉え、自分の人生にどう活かすかということだ。現実的な考え方とスピリチュアルな価値観のバランスを保ち、自分の人生を主体的に生きていくことが必要なのである。
決めればビジョンが見えてくる
何はともあれ、占いは、結果の波に溺れるものではなく、活かすものだ。占い動画は、その言語化によるイメージングを利用して、意図することができると私は感じている。
要は、都合のいい言葉を自分に浴びせっぷりではなく、せめてそこから「1アクション起こす」と決めるのだ。
言葉になっていない自分の望みを言語化できると、ビジョンが浮かんだり、直感が働くことがある。それを元に、自分の目的を決め、現実的に行動することが、たぶん健全なのだと思う。
しかし、占いの難点と言えば、先ほどから述べているように、消費者が占いを「はしご」してしまうことにある。「心地よい言葉コレクション」からは、明確なビジョンを決定することが難しい。迷いやすいからこそ、意図することができないのである。
占いと適度な距離を置き、現実化を決断すれば、私たちは自分に意識を向けることができる。自分の能力でどのように生きるのかを、改めることもできるだろう。
スピリチュアル万歳！！
アニメ、映画、芸術作品、音楽。これらの原点は、スピリチュアルであると言っても過言ではない。おおげさに言うと「魂と肉体」「非物質と物質」のフュージョンである！
誰かが行動した結果、私たちはそれらを享受できている。なんて幸せな存在だろうか！スピリチュアル万歳(笑)！！
占いも、現実的に働きかけてナンボ。大切なのは、占いを参考にしながらも、現実的な視点を持ち、自分の人生を切り開いていくことである。
これを理解したうえで占いを楽しむのは、私たちの自由だ。
あなたも「占いはしご民」なら、自分にとっての答えを見つけるために、まずは一歩を踏み出してみてはどうだろうか。
ジャーナリングのネタに：あなたの心に問いかける
占いに頼ってしまうのは、現状を把握しきれていないことが原因でもあります。ジャーナリングで、以下の内容について自分自身に問うてみるのもいいでしょう。
- 恐怖心の克服: 決断を恐れる心理的な背景をより詳しく分析し、その克服方法をさがす。
- 目標設定の重要性: 目標を明確にすることで、行動へのモチベーションを高める。
- 失敗に対する考え方: 失敗を恐れずに挑戦することの大切さ、そして失敗から学ぶことの重要性を知る。
- 環境作り: 決断を促す環境作りについて、具体的に考える。
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