「占いの結果を見て安心した気持ちになったけれど、結局何も変わらない」
「新しいことを始めたいけど、なかなか一歩が踏み出せない」
という経験をする人は、多いかもしれません。
決断を先延ばしするワケ
私たちは、なぜ決断を先延ばししてしまうのでしょうか。
それは、確実な答えを求めているからかもしれませんし、恐怖心がそうさせているのかもしれません。
特に、占いのような神秘的なものに頼りがちだと、『この占いでダメなら、違う占術(占い師)で』と、永遠に答えを探し続けてしまうことがあります。
でも、一番大切な答えは、すでに私たちの心の中にあります。
私たちは、そのことに気付いていないフリをして、留まっているだけなのかもしれません。
私たちは長い夢を見ている?
著名人やインフルエンサーの発信を真に受けたり、占いなどにすがりたくなる気持ちは、私にも痛いほどわかります。
こうしたものは、占星術でたとえるならば海王星的で、共感でつながり、良くも悪くも、私たちを夢見心地な状態に留めてくれます。
もう一度理想や夢を描いたり、ひとときの休息にはちょうどいいのですが、その心地よさに依存することで決断を先送りし、踏み出す力を失うこともあります。
実現化の保証を求め、都合のいい言葉ばかりに意識を向けることもあるでしょう。
幻想と一体化した自分をそこから引き離し、改めて自分という人間の存在を自覚する。その一歩を踏み出すことが必要です。
動くタイミングをはかるのも大切かもしれませんが、思考が優位であればあるほどタイミングを逃し、失敗を恐れて行動できないこともあります。
「気付いたら動いている」くらいが、ちょうどいいのかもしれません。
あなたの心に問いかける
これらの質問を、自分に投げかけてみましょう。現実に意識を向けることで、占い以外の解決策を見出すことができるでしょう。
- あなたは、どのような時に決断を先延ばししてしまいますか?
- 決断を先延ばししてしまうことで、どのような影響が出ていますか?
- 決断をスムーズに行うために、どのような工夫をしていますか?
- あなたにとって、理想の未来とはどのようなものですか?
決断できる自分になるために
以下のような点について、考えてみましょう。これらに意識を向けることで、悪夢を想像しなくなるかもしれません。
- 恐怖心の克服: 決断を恐れる心理的な背景をより詳しく分析し、その克服方法をさがす。
- 目標設定の重要性: 目標を明確にすることで、行動へのモチベーションを高める。
- 失敗に対する考え方: 失敗を恐れずに挑戦することの大切さ、そして失敗から学ぶことの重要性を知る。
- 環境作り: 決断を促す環境作りについて、具体的に考える。
決めればビジョンが見えてくる
オリジナルの人生を歩もうと決めた時、私たちは自分に意識を向けることができます。
自分の能力で、どのようなテーマを持って生きるのかを、改めることもできるのです。
今、決断しようとしていることは、本当に自分の意志なのか(他者に影響されて自分の価値観を見失っていないか)。なかなか決断に至らないのは、なぜなのか。
あなたの心の声に耳を傾け、これらについて、客観的に自分に問うといいでしょう。
大切なのは、決断し、行動することです。
どんな小さな一歩でも、行動することで、新しい発見や出会いが待っているかもしれません。
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