占星術を取り入れるとき、気をつけていることがあります。それは、自分自身の声に耳を傾けるということです。
バースチャートと対話する時、この姿勢は欠かせません。
占星術との出会い:ヘリオセントリックとの出会い
占星術との出会いは、ある意味、運命的なものだったように思います。
子供の頃に星座に興味を持ち始めたものの、当時は「当たるか当たらないか」といった、表層的な部分にばかり目が向いていました。
大人になって、初めて「ヘリオセントリック」と呼ばれるタイプのバースチャートを目にした時、何かが始まるような予感がしたんですよね。
地球ではなく太陽を中心としたこのチャートは、天体の配置の偏りが、とても印象的でした。自分自身の内面的な偏りを感じて、「おんなじだ!」って思ったんです。
私は、「自分という存在は宇宙の一部である」という言葉に魅了されました。
ホロスコープとの対話:正解を求めて
人生の悩みから解放されたいという願いには、「〇〇の作り方」のような、誰にでも再現性のある答えは、存在しないのかもしれません。
根っからの人見知りが、積極的にアピールすることが難しいように、個性的な人が「みんなと同じ」であることが難しいように…。
確かに占星術は、自己理解を深めるための貴重なツールであり、人生の迷路を照らす一筋の光です。占星術に魅了されている誰もが、そう感じているでしょう。
と同時に、ホロスコープに寄せて、「こうするのが私にとっての正解のはず!」と思い込ませる側面を持っているのも、私にとっては事実なんですよね(笑)。
私のように、そうした固定観念にとらわれることは、かえって自分を縛り付けてしまう可能性があります。
しかし、この地図はあくまで道しるべ。最終的にどこへ向かうかは、自分自身で決める必要があります。
自分だけの答えを見つける:内なる声に耳を澄ます
ホロスコープチャートの解釈に正解を求め、「失敗のない道」を探し彷徨った経験から、私はバースチャートを読み解く際に、「この配置は、自分にとってどのような意味を持つのか?」という問いを投げかけます。
教科書的な解釈だけでなく、自分自身の心の声に耳を傾けることが、より深い理解へとつながると考えているからです。
- 自分の心に正直になること
- 感じたことを自分の言葉で表現すること
- 自分だけの答えを見つけること
- 楽しみながら学ぶこと
これらのプロセスは、バースチャートを読み解くだけでなく、人生そのものを豊かにするための大切な要素です。
バースチャートは、私たちが自分自身について深く探求するための羅針盤ですが、指し示す方向は人それぞれ異なります。
大切なのは、自分自身の内なる声に耳を傾け、自分らしい生き方を選択することです。
変化の時代を生きる:牡羊座時代の到来
占星術の視点から見ると、私たちの社会は、また新たな章を迎えようとしています。
土星が魚座から牡羊座へと移動することで、社会全体の雰囲気が変化し、より個人主義的で自立心が求められる時代へと移行しつつあると言えるでしょう。
魚座が象徴する「共感」や「癒し」といった価値観から、牡羊座が象徴する「自己実現」や「チャレンジ」といった価値観へとシフトしていく中で、私たちは「自分とは何か」を問い直し、自分自身で答えを見つける必要に迫られているかもしれません。
この変化の渦中において、内面的な探求は、私たちが自分自身を確立し、新しい時代を生き抜くための重要な鍵です。
バースチャートを読み解き、自分自身の内なる声に耳を傾けることで、私たちは自分だけの答えを見つけ、自分らしい生き方を選択することができるでしょう。
他者(何か)に依存せず、答えを導ける自分へ。
なんとなく、そう促されているような今日この頃です。
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