内なる宇宙の影響を感じてみよう

前回は、占星術で使用するバースチャートから自分の内なるキャラクター像を言語化し、イメージする方法についてお伝えしました。

今回は、バースチャートを使用して、自分がどのような影響を受けやすいのかについて読み解いてみましょう。

※ここでいう『影響』とは、実際の天体が私たちに直接的に与えるものではなく、占星術的に天体の示す象徴や事象から自分が感じとるものを指します。

私たちが人生で経験するこれらの出来事は、自分の内なる宇宙(個人単位)でも起きると言えるでしょう。

それを『内なるキャラクターが歩むストーリーの背景』と捉え、読み解いていきます。

外惑星の位置するハウスから読み解く個人に与える影響

占星術のサイトでは『サインは天体(役者)の衣装、ハウスは天体(役者)が活躍する舞台である』という例えを用いて説明されていることが多いです。

まずは、外惑星の特性を感覚的に解釈してみましょう。

下記のキーワードは、ほんの一部にすぎませんが、類義語に置き換えたりしながら、自分の感覚にしっくりくるものを言語化するのがオススメです。

外惑星が位置するハウスの事象について、過去や現在の出来事と紐づけてみましょう。

先の例えで言うならば、外惑星(天体)が活躍する舞台に心当たりがないかを探すのです。

次は、天体(役者)がどのような衣装(サイン)を着ているのかを探ってみましょう。

例えば私の場合、射手座の海王星が10ハウスに位置しています。

1971年から1984年生まれの人は、私と同じ射手座海王星世代だと言われていますが、同じ射手座海王星でも、ハウスは人によって違います。

私は10ハウスの示す社会的立場に夢を描くのかもしれませんし、創造的な活動を達成させるのかもしれません。実際に、射手座が示す通り、好奇心のままに転職を重ねています。

自分が社会で何ができるのかを追求しながら彷徨ったこと(夢を見すぎたこと)もありますから、ある意味『社会での真の成功とは何か』を探求するよう働きかけられているようです。

他にも、音楽や映像(映画やアニメなど)に夢と勇気をもらうこともしばしばあります。こうしてブログで占星術を取り上げているのも、私が神秘的なものに惹かれるからでしょう。

そうしたものに惑わされる面も持ち合わせていますから、私に必要なのは、描いた夢をいかに現実化するのかを意識すること(地に足をつけること)だと捉えています。

海王星が私に与える影響を否定できないのは、思い当たる節があるからです。

あなたの海王星について探求すれば、どんなことに夢を描きやすいのか、どんな夢に溺れやすいのか、何が自分にとっての癒しなのかが理解できるかもしれません。

上記のような要領で5つの外惑星について探求してみると、自分が繰り返し影響を受けているものの存在に、見当がつきやすいでしょう。

ポジティブとネガティブは同時に存在します。これらの影響について理解し、活用する方法について考えてみるのもいいのではないでしょうか。