人と人との深いつながりには、「愛」「絆」「遺伝」「継承」などがありますが、同時に、「偏った愛」「執着」「欲望」「支配」といったネガティブな側面もありますよね。
どちらにしても、両者がお互いに影響し合った結果、「変化変容」が起きたり「人生の大きな転換期」を迎えたりするんだと思います。
じゃあ、自分の場合はどんな感じなのかってことで、どんな変容を促されているのか、バースチャートで探求してみようと思います。
冥王星とトラウマ
「他者との深い結びつき、変容、再生」を示す８ハウスは、私たちが普段意識しないような、深い領域を司ります。
私のバースチャートの８ハウスには、天秤座の冥王星があります。
ぱっと見で「人間関係のトラウマ」と解釈してしまうくらい、実際の人間関係は、かなり複雑なものでした。
相手との関係性を通して負った傷って、いろんな問題を生み出すんですよね。自己肯定感を下げたり、自分を受け入れてくれる人を離すまいと執着したり、相手からの支配を許したり、自己犠牲的になったり…。
過剰な期待、嫉妬や束縛の果てに、抑えきれない感情が暴走して、自分自身も他者に傷を与える悪循環。もう、カオスでした（笑）。
天秤座の示すもの
なぜ、私の８ハウスが「正義・判断・バランス・人間関係」の天秤座なのか。
これって、７ハウスの獅子座土星も関係あるなって思ったんです。「自信がないゆえの自他バランスの不安定さ」が、人間関係のトラウマを生んで、変容のきっかけになったんじゃないかって。
「自己尊重」と「他者尊重」のバランスが重要だと理解できるまで、何度も何度も繰り返してきたんですね。きっと。
その重要な役割を担ったのが、「夫」でした。天秤座って、「パートナー」を示したりします。結婚して、お互いの実家から受け継いだ価値観の違いから、何度もぶつかり合ってきたんですよね。
それが、お互いにとっての転機で、いい意味で変化できたのは、たぶんそこに「成長」があったからなのかも。
受け継いだもの
ひと皮むけるための荒療治みたいですが、８ハウスって、これまでの自分がひっくり返されるような、ネガティブなものばかりを押し付けてくるわけじゃないんだと思います。
実際に「正義感」や「判断力」は、たぶん、ご先祖様譲り。冥王星と水星は、葛藤を生むつながりを持ってるんですが、「集中力と洞察力」が役に立つこともあります。
もしかしたら、それ自体がネガティブな影響を及ぼしていたのかも（笑）。要は「バランス」が鍵なんですよね。
この先も、何らかの「バランス」について向き合い続ける人生なのかもしれませんが、その都度、脱皮していくつもりです。
あなたの激しい体験の奥底にあるものは、一体どんなものでしょう？
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