幸せな人生において、心の安定は必要不可欠です。
私たちの魂が人生の目的に向かって力強く進むためには、心の声に耳を澄ませ、その声が示す道を知る必要があります。
占星術では、バースチャートの「月」が、心の奥底に眠る秘密を解き明かす鍵となります。
月星座を知ることは、心の安定のヒントを手に入れること。
それは、自己対話のきっかけとなり、より豊かな人生という物語を紡ぎ出すための第一歩です。
今回は、月星座から、私の秘められた本音と欲求を探求してみようと思います。
月の光が照らし出す、もう一人のわたし
私の月星座は、自由を愛し、未知なる世界を追い求める「射手座」です。そうで在りたいという無意識の願いを持っていて、思考や行動に影響を与えています。
映ろう月は「社会的地位」を表す10ハウスに位置しているため、まるで「職を転々とする」運命を示唆しているかのようです。
実際、私はこれまでに6回の転職を経験しています。
新しい職業との出会いは、私にとって未知なる世界への冒険であり、心の羅針盤が示す道に従った結果とも言えます。
しかし、かつての私は、「一つの仕事を続けられないダメな人間だ」と自分を責め続けていました。これは、太陽牡牛座の安定志向からくる葛藤かもしれません。
一方で、射手座はルーラーが木星であることからもわかるように、おおらかでざっくばらんな性格も示しています。
転職してしまえば、あっけらかんとしてその環境を楽しみ、しばらくはそこに定着することを目指すのです。
どうやら私は、自由を求める月(心)と安定を好む太陽(目的)のバランスが取れている間はいいのですが、どちらかに傾きすぎると、不自由さや不安定を感じてストレスを抱えるようです。
さらに、「哲学」や「理想」とも深く関わっているためか、現実離れしてしまい、「今」を見ていないこともしばしば。
自分なりの哲学と理想を持ち、現状に満足しない性格は、ある意味で無意識に人生に対する挑戦を促しているのかもしれません。
月の物語に耳を澄ませる
月星座という心の鏡を通して自分自身を見つめることで、心の動きや癖、そして秘められた本音を理解することができます。
月の光に導かれ、心の奥底に眠る物語に耳を澄ませてみると、そこにはまだ見ぬ自分や、自分らしい人生という物語を紡ぎ出すためのヒントが隠されているのだと思います。
※ここに書いたのは、星のささやきから感じ取った物語です。星が私たちに直接影響を与えるというよりも、星の言葉を通して自分自身と深く向き合うこと。それが、私にとって何よりも大切なことなのです。
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