ソーラーリターン＊私の２０２３年を振り返る

占星術に興味がある人なら、一度は耳にしたことがある『ソーラーリターン(太陽回帰)』。

年に一度、生まれた日の太陽の位置に現在の太陽が重なることで、その年のテーマを読み解くことができる占星術のテクニックです。

ソーラーリターンは、自分だけのオーダーメイドの年運占いのようなもの。

…なのですが、何しろ私は大雑把な性格なもので、ソーラーリターン図を気にしたことがありませんでした(笑)。

皆さんは、自分の1年を占星術で振り返ったことはありますか？

私はソーラーリターンを迎えたばかりなのですが、昨年のテーマを振り返ってみると、自分自身について新たな発見がありました。

2023年のテーマ：「慎重に家庭を安定させると調和するYo！」

ASTRO DIENSTより

ソーラーリターン図を作成するとわかるのですが、自分の生まれた日時にぴったり太陽回帰が起きるわけではなく、多少の誤差は生じるようです。

これらを踏まえて探求してみると、2023年の私のソーラーリターンでは、アセンダントは山羊座、太陽は牡牛座4ハウス、MCは天秤座でした。

そのまんま読むと、2023年は「慎重に家庭を安定させると調和するYo！」だったはずです。

さて、実際はどうだったのでしょうか。

アセンダントの振り返り

アセンダント山羊座のルーラー(支配星/チャートルーラー)土星に目を移すと、魚座の2ハウスにありました。

このキーワードが示すのは「THE 葛藤！！」です(笑)。

「自分の才能とは！？」「これからどうやって稼ぐの！？」「現実的になりなよ！！」という内面的な葛藤や現実と理想のギャップに、内心「あわわ」となっていました。と同時に、しっかり向き合ってきたのも事実です。

周囲にも、間違いなくその様子がしっかり見えていたと思います(…迷走っぷりが)。

太陽の振り返り

太陽は牡牛座の4ハウス(家庭、家族、ルーツ)に位置していました。

木星が牡牛座入りし、4ハウスに水星も位置していたことから、家庭での仕事が活発になり、家庭の成長・繁栄が大きなテーマだったことがわかります。

我が家では、「子供の受験」という最大のイベントが待ち構えていたこともあり、「個人的な悩み」よりも「子供のサポート」が2023年の私の大仕事だったわけです。

MCの振り返り

MC天秤座のルーラーは金星で、双子座６ハウス(労働、体調管理)にあり、コミュニケーションや好奇心を満たす仕事、もしくは仕事と健康のバランス管理を示しています。

結果としては桜が咲いたので、私の社会的な肩書は「受験生の母」であり、サポート役に徹したことが２０２３年の到達点となりました（確かに！！）。

2023年の舞台裏

上と同じホロスコープチャート

上記の他もまとめると、こんな感じです。

1ハウスには、水瓶座の冥王星がありました。冥王星は、古い価値観を破壊し、新たな自分へと生まれ変わらせる力を持ちます。

太陽と緊張感のあるつながりがあるため、その雰囲気を、ひしひしと感じていました。

たしかに、社会的な役割より家庭を優先したことで、自分自身のアイデンティティについて深く考えさせられたように思います。

4ハウスを仕事目線で解釈する

今後の活動においての基盤作りを、自宅で行っていたことがあてはまります。

活動拠点が自宅（ほぼ引きこもり状態　笑）だったため、１ハウスにある冥王星は『他者の目に映る自分』をリセットする意味合いもあったようです。

4ハウスを家庭目線で解釈する

チャートを見ての通り、天体が空っぽの１０ハウスが示す『社会での立ち位置』よりも、４ハウスの示す『家庭』を優先していたことは明らかです。

「コミュニケーションは密に」を心掛け、居場所づくりをしました。

子供を持っても社会に出ることが当然だと思っていた私にとって、家庭中心の生活には葛藤もありました（過去を振り返って、「子供を０歳から預ける必要はあったのか。いや、子供の自立には良かった」など）。

そういう面でも『今、自分にとって大切なものは何か』を、常に意識していたと思います。

2023年の総まとめ

こうして振り返ってみると、2023年の私のソーラーリターンでは、アセンダントが地に足のついた山羊座、太陽が心のよりどころである4ハウスに位置していました。

自分にとって本当に大切なものに向き合いながら、家庭という基盤を築く心地よい１年でした。


とはいえ、冥王星からの多少のプレッシャーはありましたし、内省の機会と深い気付きを与えられたと感じています。

さて、今年のソーラーリターン図はどうなっているのでしょうか。