ステップ3では、自己探求を通じて得られた「自分の世界観」を、社会にどのように活かしていくかという点に焦点を当ててきました。
しかし、自分の世界観が、必ずしも万人に受け入れられるわけではありませんし、社会は常に変化しており、個人の価値観も変化し続けるものです。
私たちがそれぞれの世界観を持って社会で関わる以上、お互いが反発し合ったり、ネガティブな出来事が起こることもあります。
自分ひとりでは成立する「世界観の調和」も、他者からの影響や、それに対する自らの反応によって、物事が望まない方向に進んでしまうこともあるでしょう。
それだけではありません。自分の力ではどうにもできない状況や、自分の世界観と社会との間に生まれる様々なギャップによって、自分自身の激しい心の揺れ動きに直面するでしょう。
このような背景から、「自分の世界観の調和」は、私たちが生きている限り、常に意識しなければならない重要な課題と言えます。
しかし、実際にネガティブな状況に陥ると、私たちは客観性を見失いやすくなります。
ですから、自分の状況や感情を言語化することで整理し、客観的に捉えることが大切なのです。
「独創性やキャラクター像」「貢献や役割」「夢や理想」「信念や真理」、これらの世界観に陰りが見え始めるとき、私たちは、どのような状況で、どのような感覚や感情を経験するのでしょうか。
ステップ4では、「自分の世界観の不調」に的を絞って、探究してみましょう。
人生で起こり得るネガティブだと思われる状況や、内面的な不調和について、自分自身の経験に照らし合わせながら、客観的に捉えることがテーマです。
この章を読み進める中で、過去の経験を思い出したり、感情的なストレスを感じることがあるかもしれません。心の状態が安定している時に、ゆっくりと読んでいただくことをおすすめします。
調和を取り戻すための具体的な方法については、次のステップ5で詳しく解説していきます。
コメント