Step2: 自分らしさを磨き４つの力を高める

私たちは、生まれ持った性質や考え方、好み、外見、そして行動の一つひとつで、自分という人間を表現しています。つまり、特別な才能やスキルがなくても、日常生活を送る中で、自然と自分らしさを表現しているのです。ですから、生きることそのものが、「自己表現」と言えるでしょう。

私たちが社会とつながるには、他者の意見を尊重したり、他者に寄り添うための共感力が必要です。しかし、それと同じくらい大切なのは、自分自身に寄り添うことです。自分が創り上げる世界観に、いつでも外の世界とつながれる「よりどころ」をつくっておくと、孤独を感じにくくなります。

私たちが自分の世界観を創り上げるためには、計画性や管理能力、継続的な努力が不可欠です。そして、「内なる野心を受け入れ、自己信頼感を高めること」が、ここでの最大のテーマとなります。これらの「実現力」を高めるには、自分らしさを活かして小さな成功体験を積み重ね、失敗から学び、次につなげることが重要です。

私たちは、日々の学びと実践の中で、「精神力」を高めることができます。精神力とは、困難な状況でも目標に向かって努力し続けられる力、そして、どんな状況でも自分の信念を貫き通せる力です。向上心や未知への探究心、スピリチュアリティや倫理観などがこれにあたり、「内なる成長と拡大」が、ここでの最大のテーマです。

ステップ1では、「心、体、感覚、頭脳、情熱」の5つの領域を探求することで、自分の強みや魅力を理解できたのではないでしょうか。これからお伝えするステップ２では、自分らしさに磨きをかけ、自分だけの世界観を確立する上で重要な「４つの力」を育んでいきます。言い換えれば、「自分が自然に使っている能力」と向き合い、成長することです。