子育ては、喜びや感動がある一方で、思い通りにいかないことばかりで、不安やストレスを感じることも多いですよね。特に、自分自身の育った環境やルーツが影響して、「育児本通りにいかない…」と悩むこともあるでしょう。
でも、そういった「未知の世界」を体験する時こそ、自分を育み直す絶好の機会と捉えてみませんか?
今回は、子育てを通して「自分らしさ」を再発見し、子どもと一緒に成長していくためのヒントをお届けします。
「子どもと自分」は別人格だと心から理解する
子育てをしていて最初に気づくのは、「子どもは自分とは別人格を持っている」ということです。
頭ではわかっていても、10ヶ月もお腹にいたのだから、無意識のうちに「自分の一部」として捉えてしまうことがあります。そのため、「自分が親にしてもらいたかったこと」や逆に「自分ならこんなことはしない」といった、過去の経験を子どもに押し付けてしまうことがあるのです。
しかし、あなたとご両親はすべてが同じだったでしょうか?そうではないはずです。
だからこそ、目の前にいる子どもをよく観察し、ひとりの人間として接することが大切です。
過去の「こうして欲しかった」という思いは、子どもに向けるのではなく、自分自身を育み直すためのヒントとして活かしましょう。そうして自分らしさをひとつひとつ思い出していくことが、子どもの個性を認め、親子の幸せにつながる第一歩となります。
自分自身を観察し、満たされていない欲求に気づく
言葉を話せない赤ちゃんのお世話では、「どうして泣き止まないんだろう?」「この抱っこだと落ち着くみたいだ」と、観察と実践を繰り返すことで「子育ての勘」を磨いていきますよね。
これを、そっくりそのまま自分自身にも当てはめてみましょう。
私たちの心の奥底にある「満たされていない欲求」に目を向け、それを自分で満たすことがとても重要です。
大人になった今なら、過去に満たされなかった欲求を満たすための「方法や手段」を、あなたは誰よりも知っています。そう、あなたは、あなた専任の「コンシェルジュ」なのです。
かつて満たされなかった自分自身を、今度は自分の手で満たしてあげましょう。
「完璧な親」を手放すことで心が楽になる
子育ての大変さを経験した今、もしかしたらご両親に対する見方が変わった人もいるかもしれません。
「親として完璧でなければならない」という思いを手放すことで、ご両親へのネガティブな感情を手放せるかもしれません。
そして、その心が解放されると、自分自身の子育てに対しても、きっと力を抜くことができるでしょう。
子育ては、自分を育み直すかけがえのない時間
子どもは子ども、あなたはあなた。
それぞれの個性に合った愛情表現を取り入れることで、両者の心の安定が叶います。あなたが子どもを完璧に満たせなくても、子ども自身が自分の欲求を満たせるように手助けすればいいのです。
子育ては、ただ子どもを育てるだけの時間ではありません。
子どもという「鏡」を通して、自分自身を育み直すための、かけがえのない機会です。
子育てを通して、あなた自身の「自分らしさ」を探してみませんか?


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