こんにちは、Mio.m(ミオドットエム)です。
「自分ばかりが損をしている気がする」
「人から何かを受け取ると、落ち着かない気持ちになる」
そう感じたことはありませんか?
私たちは、思考や感情によって、6つの事柄に関する「綱引き」をしています。
その中でも、「価値交換」の綱引きの軍配に不平等さや違和感があると、不満や罪悪感、劣等感などが湧き上がることもあるんです。
価値交換の綱引き
「価値交換の綱引き」とは、「自分の才能(または持ち物)を使って他人に与えること」と「他人の才能(または持ち物)から受け取ること」の引き合いです。
この綱引きを自分自身でコントロールし、「いい塩梅」を見出すことが、自分らしく生きる秘訣なんですね。
自分の価値を理解する
「価値交換」の前提として、私たちは、自分の価値を理解しておくことが必要です。
得意なことや、持っているもの(自分という存在そのものや、道具など)は、あなたの「価値」(豊かさ)そのもの。
それらを、どのようなかたちで他者に差し出せるのか、また、何を受け取れれば十分だと感じるのか、あらゆる場面(家族・友人・仕事など)を想定してみることは大切です。
価値交換と「ギバー」と「テイカー」
あなたの周りに、こんな人はいませんか?
いつも周りのために尽くし、何かを与え続ける「ギバー(与え手)」。
いつも他者から何かを求めるばかりで、見返りを与えない「テイカー(奪い手)」。
私たちは、無意識のうちにどちらかの役割を演じていることがあります。
ギバーは、「与える」ことに意識が傾いています。与え続けることで自己肯定感を得る一方で、いつしか「私ばかりが損をしている…」という不満や、「与えなければならない」というプレッシャーに苦しむことがあります。
一方、テイカーは、「受け取る」ことに意識が傾きすぎています。他者から奪い続けることで一時的に満たされても、やがて人からの信頼を失い、孤独に陥ることがあります。
「返報性の原理」と「価値交換のいい塩梅」
ここで重要になるのが、「返報性の原理」です。
人には、何かを受け取るとお返しをしたくなるという、ごく自然な心の動きがあります。ギバーは、この返報性が崩れることにストレスを抱え、テイカーはその原理を都合よく利用しようとします。
価値交換の綱引きの「いい塩梅」は、ギバーとテイカーのどちらかになることではありません。「与えること」と「受け取ること」のバランスを取り、「心地よい返報性」を感じられる状態であることです。
それは、「与えなければならない」という義務感や「こちらはこんなに与えているのに」という押し付けではなく、「あなたに何かしてあげたい」「見返りは求めない」という、ポジティブな気持ちで引き合う状態なんです。
私たちは複数の「綱引き」を同時に行う
価値交換の際、私たちの内側では、前回お伝えした「関係性の綱引き」も起きています。なぜなら、関係性のある「他者」の存在があってこそ、価値交換が成立するからです。
しかし、まったくの見ず知らずの人が集うSNSの世界では、価値交換が難しいものです。
リアクションやフォローの意図が分からない状態では、一方通行な価値観の押し付けや、過剰な期待が起こりやすいと言えます。
例えば、私が誰かをフォローしたとして、相手からの反応を期待したとしても、私の発する文章から「自分の好みではない」と判断されるのは当然のことです。
関係性が成立していない状態では、「他者」側の綱を引く(相手次第)と割り切ることが大切でしょう。
さて、今回は「6本の綱引き」のうちの「価値交換の綱引き」についてお伝えしました。
あなたの「価値交換の綱引き」は、今どちらに傾いていますか?あなたは、何を差し出し、何を受け取りたいですか?
あなたの心が「心地よい」と感じるのは、どれくらい与え、どれくらい受け取っている時でしょうか。ぜひ、探求してみてくださいね。
次回は、「情報と知識の綱引き」についてお伝えします。
では、また次回👋
Mio.m(ミオドットエム)



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