私は小学生の一時期、『My Birthday』という占い雑誌を読んでいました。
ですが、子供の私には自分の星座の内容がしっくりせず、肩を落とした記憶があります。
それでも、自分の人生の指針となるヒントがありやしないかと、甘い期待を抱きながら毎年の運勢を気にするような人間でした(笑)。
そして長い年月を経て、日々の生活に追われ、人生にも行き詰まりを感じるようになった頃(40歳手前)、私は占い雑誌を読むのをやめ、自分で星を読み解くことにしました。
とはいえ、私が学び始めたのは、馴染みの深い西洋占星術ではなく『ヘリオセントリック星よみ』という、太陽を中心に感覚的に読み解く占星術でした。
(後に、松村潔さんの提唱する『ヘリオセントリック占星術』をもとにした、別の星よみだと知りました。)
なぜ私が、そんな不確かなものに惹かれたのか。
西洋占星術的に自分のバースチャートを読み解いて表現するならば、『一般的ではない学問など(占星術やスピリチュアルな価値観)の探求を通して、自分なりのやり方で自己変容するため』だったのかもしれません。
何でも頭で考えて判断するのが当たり前だった私にとって、『感覚的に生きる』という選択肢が増えたことは、変化そのものでした。
私が子供時代に『占いなんて当たらない』と感じたのは、『言葉の奥にある感覚』を拾いきれていなかったからです。
それに気付かない限り、私は『当たる当たらない』に固執し、自分で答えを導くことは出来なかったでしょう。
占星術を、自分の感覚を言語化するツールだと考え改めたことで、私の世界は広がりました。
私は、占星術を学問として探究するよりも、人生創造に活かすことを優先しています。
3ハウスに牡牛座太陽を持つ私にとって、占星術は実用的な学びでもあります。ですから、じっくりと時間をかけることでしょう。
コメント